この国の失敗の本質

この国の失敗の本質

コノクニノシッパイノホンシツ

戦後半世紀、日本人を覆う「心の敗戦」!
大蔵・日銀・防衛・厚生軒並みエリート汚職、金融・証券腐敗、超優良企業不正事件、薬害エイズ、阪神大震災、オウム事件、動燃事故、少年凶悪犯罪……。
なぜ、ここに来て事件が噴出するのか?通底する本質は何か?蔓延する心のバブル化にメスを入れ、日本人の価値観の180度転換を問う。

20世紀から21世紀への転換期に立つ今、真剣に考えなければならないのは、「国家の寿命」ではなかろうか。(中略)日本が経済大国だなどと言ってうかれていられた期間は、どれほどであったのか。日本人は猛烈なガンバリズムによってモノとカネは手に入れたけれど、何かを失った。得るものが大きければ、失うものも大きいとは、人間社会の鉄則である。──(「まえがき」より)


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書誌情報

紙版

発売日

1998年12月02日

ISBN

9784062091893

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

342ページ

著者紹介