主婦の復権

主婦の復権

シュフノフッケン

「主婦(おかあさん)」と夫(おとうさん)と子供がいる。
主婦よ!自信をもて。フェミニズムにだまされるな!!

最近、家事労働の部分をお金に換算するといくらになるかという試算が発表されたが、根本の考え方が間違っていると言わざるをえない。家事労働はお金に換算できるようなものではない。愛情が基礎にあって初めてできる無償行為であり、無限の価値のある労働である。そう言うと、そんなに大切なことなら、男が自分でやったらいいでしょうと言う女性が出てくることだろう。しかし価値を認めつつ、認めるからこそ、妻にやってもらうということだって、あっていいではないか。今まで、日本の男性が家事の価値を認めたがらなかったのがいけないのである。主婦は夫からも認めてもらえないし、同性の働く女性からも白い眼で見られるという、二重のいじめにあってきたようなものである。――本文より抜粋


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目次

序章 自信を失った主婦たち
第1章 美しい主婦たち、醜い主婦たち
第2章 「働け」イデオロギーの欺瞞性
第3章 主婦をどう評価すべきか
第4章 「作られた母性神話」という神話
第5章 主婦の復権のために

書誌情報

紙版

発売日

1998年04月22日

ISBN

9784062091947

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

294ページ

著者紹介