ブリヂストンがグッドイヤーを抜き去った日

ブリヂストンがグッドイヤーを抜き去った日

ブリヂストンガグッドイヤーヲヌキサッタヒ

世界最高峰のモータースポーツF1を舞台に繰り広げられるタイヤ戦争。
メルセデス・ベンツ/マクラーレンと組んだ世界制覇への野望!

銀色の2本の矢と化したマクラーレン・メルセデスが、なにものにもとらわれることなくアルバートパーク・サーキットを翔けめぐり、オーストラリアの初秋の陽光をきらめかせながら、並ぶようにしてチェッカード・フラッグをかいくぐったその瞬間、ブリヂストン(BS)のエンジニアたちは口々に「やった、勝った!」と、絞り出すような声をあげた。時に1998年3月8日。ブリヂストン・タイヤが前年のこのオーストラリア・グランプリ(GP)でF1デビューを果たしてからちょうど1年。それは日本製F1タイヤが史上初めて優勝した瞬間であり、またグッドイヤー(GY)の連勝が107でストップしたときでもあった。


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目次

プロローグ 大河のような性能差
1 驚異の開幕ダッシュ
2 F1参戦への道
3 あわてふためく巨人
4 F1前夜の闇の中で
5 漆黒のF1タイヤ
6 真夏の夜の夢
7 98年F1グランプリ
エピローグ 二十一世紀を前に

書誌情報

紙版

発売日

1998年06月17日

ISBN

9784062092609

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

254ページ

著者紹介