
カブキの日
カブキノヒ
- 著: 小林 恭二

劇的なる傑作長篇小説
第11回三島由紀夫賞受賞
今日、運命の舞台に奇跡が生まれる
日本一の大劇場「世界座」の迷宮をめぐる、美少女・蕪(かぶら)の時空を超えた旅が始まった!
選考委員絶賛!
▼『カブキの日』を久々に小説として楽しみ、次の頁を開くに期待しながら読んだ。(中略)巧妙なプロットの組みこまれたテレビゲイムのゲイム展開の魅力にも通うものがあって満喫させられた。――石原慎太郎氏
▼日本人の無意識世界とも言うべき3階を胎内めぐりの趣向でさまよわせ、日本人の内面へ食い込むことに成功している。――筒井康隆氏
▼数ページも読まないうちに、この迷宮とも言うべき「世界座」へと強引にひきずり込まれて行った。(中略)小林恭二氏の『カブキの日』という立派な力技に敬意を表したい。――宮本輝氏
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書誌情報
紙版
発売日
1998年06月19日
ISBN
9784062092890
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
322ページ
初出
『群像』1998年4月号