戦後責任論

戦後責任論

センゴセキニンロン

自由主義史観、「敗戦後論」を2つの異なる指標とする日本の新しいナショナリズムを果敢に批判しつつ、他者の呼びかけへの応答責任(レスポンシビリティ)をベースに、戦後世代日本人の「責任」の論理を鮮やかに提示。

普遍的な応答責任と日本人の1人としての政治的責任、戦後の記憶の亡霊性と継承可能性、事実を認めジャッジメント(判断)を下すことの必要性……。
記憶、証言、責任についての明晰な思索から、台頭するナショナリズムの代表的言説を鋭く批判し、〈慰安婦〉問題から日の丸・君が代問題まで、〈国民国家〉日本の枠組みそのものをラディカルに問い直す。


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

1999年12月10日

ISBN

9784062093613

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

260ページ

著者紹介