
昭和恐慌史に学ぶ
ショウワキョウコウシニマナブ
- 著: 鈴木 正俊
バブルと大暴落は70年周期で繰り返す
大規模なバブルの形成と崩壊、不良債権の増大による金融恐慌、そしてウォール街の大暴落でさらに深刻化した大不況。70年前と同様な軌跡で陥った平成不況からの脱出法を、昭和恐慌史の綿密な分析から明らかにする。
注目したいのは、1920年の大正バブル崩壊、27年の昭和金融恐慌、29年のニューヨーク株式市場のバブル形成と大暴落など、一連の歴史的事件からぴったり70年後に、再び平成バブル崩壊(1990年)、拓銀や山一証券の金融破綻(97年)、米株式市場のバブル化(99年)などが起きている事実である。またもや歴史は繰り返すのだろうか。──(「第1章/バブルと大不況」より)
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書誌情報
紙版
発売日
1999年11月10日
ISBN
9784062093637
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
258ページ