老いて「新しい自分」と出会う

老いて「新しい自分」と出会う

オイテアタラシイジブントデアウヒトリデゲンキニタノシクイキル

朝日新聞好評連載中の著者が、本音で書いた話題の本!!
先のことを心配するより、いいたいことをいって、夫のいないひとりの人生を楽しもうじゃないの!!

老いについて書きはじめたのは、家族をすべて見送って、しばらく過ぎたころからであった。ひとりの生活に落ち着きを見いだし、残された自分の持ち時間を大切に、精いっぱい楽しんで生きなければと、心を決めた時期と重なる。
人生上り坂のときよりは、下り坂の生活設計のほうがはるかにむずかしい、とはよく聞いていた。たしかに、可能性ばかりを夢見る季節と、限られた命の諸条件の中で、どう生きるかを考えなければならないのとは違う。
けれども私は「だからこそ、存分に楽しんでみようじゃないの」という気持ちになった。明るくなるか、暗くなるかの分かれ道は、そのあたりの選択にあると思えたからだ。──「はじめに」より抜粋


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目次

第1章 老いとは「未知の自分」に出会うこと
第2章 夫のいない人生の楽しみ方
第3章 老いの住まいを自分好みに作る
第4章 日々好奇心を失わず、勝手に生きる
第5章 いいたいことはいう

書誌情報

紙版

発売日

1998年09月08日

ISBN

9784062093910

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

248ページ

初出

1986年小社刊『美しく老いる』(絶版)を改題し、加筆・再編集

著者紹介