
トヨタVSベンツ
トヨタブイエスベンツセカイジドウシャセンソウノコウズ
- 著: 前間 孝則
グローバルな大競争の最後の勝者は誰か!!
100年の繁栄を謳歌した自動車産業の新車開発戦争は質的に大転換した。従来のやり方から大変革をなしとげようとするトヨタとベンツ、取り残されまいとするビッグ3。巨大企業の死闘を俯瞰する書き下ろし!!
世界の自動車産業は、メガコンペティションの時代に入り、サバイバル・ゲームを勝ち抜くためにも、排ガスの大幅低減、燃費の向上、代替エネルギー車の開発などが急務となってきた。(中略)
そうした危機感のもとに、技術面でも事業展開でも先頭に躍り出ようと一気に勝負に出たというのが、トヨタ変身の意味と背景である。
ヨーロッパの高級車メーカーであるベンツもまた、自らのアイデンティティを否定するかのように、小型車あるいはミニカー(エコロジー・カー)の量産に乗り出して世界を驚かせている。次世代の燃料電池自動車やハイブリッド・カーの開発で世界の先頭に立っている。さらに、クライスラーとの大型合併を決断した。トヨタとベンツの変身はともに共通した時代認識のもとに決断がおこなわれたのもであり、21世紀を目前に、世界の自動車産業が新たなステージに入りつつあることを物語っている。――本文365ページより抜粋
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書誌情報
紙版
発売日
1998年09月25日
ISBN
9784062093958
判型
四六
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
398ページ