スカウト
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スカウト

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プロの夢と現実を肌で知る男の物語。衣笠祥雄、達川光男、大野豊、三村敏之、池谷公二郎、川口和久、高橋慶彦、長嶋清幸、正田耕三、金城基泰……無名の選手を発掘する目利きの男。広島カープの黄金時代に貢献し、のち大洋、オリックス、日本ハムで40年以上のキャリアを重ねるスカウト木庭教(きにわさとし)。プロ野球を陰で支える男の愛すべきドラマ。


プロの夢と現実を肌で知る男の物語
衣笠祥雄、達川光男、大野豊、三村敏之、池谷公二郎、川口和久、高橋慶彦、長嶋清幸、正田耕三、金城基泰……
無名の選手を発掘する目利きの男。
広島カープの黄金時代に貢献し、のち大洋、オリックス、日本ハムで40年以上のキャリアを重ねる現役スカウト木庭教(きにわさとし)。プロ野球を陰で支える男の愛すべきドラマ。

[本書には、プロ野球の“裏面史”、あるいはスカウト合戦における“内幕”という色彩が潜んでいるかもしれないが、私が主題としたのは、この職を生涯の仕事とした一老スカウトの物語である。1994年夏からほぼ3年、主人公のスカウトと折に触れて行動をともにし、またそれまでの歩みを辿ってきた。いま振り返ってよぎるのは、直射日光が照りつける地方球場の堅い椅子や、その足元を這う黒い蟻や、頬をなでる一陣の風である。スカウトとの日々は、そんな情景のなかで過ぎていった]――(「あとがき」より)


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目次

序 章 夏
第一章 薬売りのごとく
第二章 重いバット
第三章 怪童を生んだ時代
第四章 二人だけのパレード
第五章 ワンプレーによって
第六章 もうひとつの仕事
第七章 スカウト仁義
第八章 加州の目利き
第九章 番手買い
終 章 雨
あとがき
主要参考図書

書誌情報

紙版

発売日

1998年10月26日

ISBN

9784062094207

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

340ページ

電子版

発売日

2014年10月24日

JDCN

0620942000100011000X

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