患者を生かす医者、死なす医者

患者を生かす医者、死なす医者

カンジャヲイカスイシャシナスイシャ

あなたは手術を受けるとき病院のブランドだけで安心していませんか?
ベテラン外科医が明かす、医者と病院の真実。

信頼できる医者と出会えるかどうか、特に外科医の場合、手術そのものが“傷害行為”なので、下手な外科医にあたると、命までとられかねない。第一線の外科医として30年にわたり活躍を続けた著者が、医者の腕の良し悪しから、手術が失敗する理由、薬の使い方、インフォームド・コンセントの難しさにいたるまで、医者のホンネ、病院のタテマエを語りながら、「患者にとって良い医者、良い医療」とは何かを問いかける。


  • 前巻
  • 次巻

目次

●出血量の多少で腕がわかる
●術後まもなく病状が悪化するわけ
●同じ手術なら手術時間が短い方がうまい
●チームワークは手術の結果に結びつく
●医者によって説明の違う病院は要注意
●半端な医者は病院のブランドを楯にとる
●家族には予測より悲観的に話せ
●患者は手術医を指定できない
●外科手術後の抗生剤は必要ない
●いいかげんな抗癌剤
●薬価差益存続論
●下手な医者ほど金を取る
●アルバイトのほうが給料が高い
●早期癌はやっぱり切ったほうがいい
●専門馬鹿の悲劇
●外科医の定年は54歳?
●「権威」と腕の良さはイコールではない

書誌情報

紙版

発売日

1998年12月10日

ISBN

9784062094214

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

270ページ

著者紹介