
エヴァ
エヴァヨーロッパ・クラシックヌード
- 編: 伴田 良輔
いつの世も女性は美しく情熱的で、哀しげで妖しい!!
19世紀末には、大量生産されたヌードカードが流通しはじめた。世界的な絵葉書ブームの中で、裸体も、その対象になっていった。ギリシア時代風のセットやアラブ風のセットに身を横たえ、強烈なエキゾチシズムをかきたてたそうしたヌード写真のモデルの多くは、娼館の売れっ子たちだった。娼館の広告写真として撮影されたそうしたヌード写真のなかから、やがてきわだった存在が出はじめる。カバー写真と第2章に登場するエヴァと呼ばれた女の子は、その1人だ。じつに多くの彼女の写真が残っており、アイドル的人気があったことが偲ばれる。どこか幼さを感じさせる彼女の肉体は、当時のエロティシズムのひとつの志向をあらわしているのだろう。──解説より抜粋
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書誌情報
紙版
発売日
1998年11月05日
ISBN
9784062094306
判型
四六
価格
定価:2,200円(本体2,000円)
ページ数
189ページ