人間、「うつ」でも生きられる

人間、「うつ」でも生きられる

ニンゲンウツデモイキラレル

他人事(ひとごと)ではない、笑い事ではない。「うつ」はいつ何時やってくるかわからない。だから
元気なときにこの本を読もう
人間通・谷沢流の「うつ人生も悪くない」

私が最初にうつ症にかかったのは、14歳のときである。それから約半世紀の間、うつ症と闘いつづけてきた。その間、大変に苦労もし、人生の損失も経験し、嘆きに沈む日々を送ることもあった。また、それではいけないと気を取り直し、努力もして、なんとか這い上がったことも一度や二度ではなかった。しかも、やっと這い上がったと思ったら、再びうつになり、今度はその症状が以前とは異なり、途方に暮れるという日々を長い間くり返してきたのである。うつ症と闘いつづけてきた嘆かわしい人生ではあるのだが、その分、いろいろなケースを身をもって体験してきている。――はじめより


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目次

1 あなたも私も「うつ」が好き?
2 えらいこっちゃ、「うつ」がきた!
3 若さゆえ悩み、「うつ」ゆえ苦しみ
4 私の「うつ」撃退法
5 「うつ」をあなどるな!
6 「うつ」の向こうに青空が
7 初めての神経科通い
8 疲れたら好きなだけ休めばいい
9 「うつ」のどこが悪い!

書誌情報

紙版

発売日

1998年11月13日

ISBN

9784062094313

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

254ページ

著者紹介