北朝鮮のスパイ戦略

北朝鮮のスパイ戦略

キタチョウセンノスパイセンリャク

恐るべき金正日のスパイ作戦と軍事工作の全貌!!
日本と韓国に深く潜行するスパイ網、朝鮮半島周辺で執拗に繰返される軍事行動!!韓国当局の秘密資料をもとに北朝鮮スパイの驚くべき素顔と危険な狙いを暴く!!

日本においても青年たちが北朝鮮に拉致され、国会において問題になったが、第1章の夫婦スパイの崔正男(チェジョンナム)は取り調べにおいて、韓国で高校生たちを拉致した事実を供述している。
1978年8月5日、韓国西海岸の群山(グンサン)の沖合いにある「ソンユ島」海水浴場で、高校1年生の金(キム)ヨンナムを拉致したのをはじめ、同年8月10日には、高校3年生の李(イ)ミョンウと洪(ホン)クンピョ2人を、全羅南道(ジョンナナムド)にある紅島(ホント)海水浴場でそれぞれ拉致した。
拉致された高校生たちは、スパイ・工作本部で洗脳教育を受けたあと、現在、同施設で対韓スパイ・工作員教育を受けている要員たちに、韓国の実社会と言葉のアクセントを教える、いわゆる「以南化」教育の教官として勤務していることが判明した。──「あとがき」より抜粋


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目次

プロローグ 生還できなかったスパイたち
第1章 夫婦スパイ養成作戦
第2章 “暴走”はいつ始まったのか
第3章 スパイ生活三十六年目の失策
第4章 運命にもてあそばれた悲劇のスパイ
第5章 「新世代スパイ」の台頭
第6章 「自分」を消して生きた男
第7章 おそるべき秘密警察
第8章 「南朝鮮革命」を遂行せよ

書誌情報

紙版

発売日

1999年01月28日

ISBN

9784062095587

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

236ページ

著者紹介