
元税務調査官が明かす税の世界の表と裏
モトゼイムチョウサカンガアカスゼイノセカイノオモテトウラ
- 著: 薄井 逸走
ここまでやるか、脱税ウソのような本当の話!
納める税金は1円でも少なくしたい。税の世界で繰り広げられる可笑(おか)しくて、役にたつ103話。
この本は、脱税者の心理と脱税の手口を公開し、それに立ち向かう税務調査官の目のつけどころと調査の手法を調査の現場レベルから明らかにしたものである。脱税という側面から税金を見ると、税の世界の表と裏や税金本来の姿、そして欲張りな人間の本質や社会の裏側も見えてくる。
この本を読んで、ややこしい税金の仕組みや、意外な税金の知識を身につけていただければ幸甚である。――(「はじめに」より)
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目次
●深夜に架空のレジを打つ
●隠し場所は愛人のマンション
●必殺!架空人件費水増し
●偽装離婚で贈与税はゼロ
●倒産会社から小切手を買う
●脱税の時効を利用する
●脱税の手口は二つだけ
●庶民のささやかな脱税
●サラリーマンも脱税している
●親会社の脱税転がし
●ランドセルに隠したアングラマネー
●脱税に現行犯はあるのか
●取引銀行がわかれば、あとは芋づる式
●領収書の書き換えはひと目でバレる
●税務署に金券が持ち込まれている
●婚約破棄で得た結納金は非課税
●慰謝料を退職金として支払う
●結婚や出産は年末がいい
●相続人は税務署よりコワイ
●どぶろく「役人ころし」
書誌情報
紙版
発売日
1999年01月12日
ISBN
9784062095594
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
284ページ