
セレス
セレス
- 著: 南條 竹則

電脳長安の封神演義!
古代ギリシャ語で中国=セレス、仙境。魂をゆさぶる美しき人の誘惑。書下ろし長篇小説の秀作!
塔の天女の圧倒的魅力を描く書下ろし長篇!
『酒仙』で日本ファンタジー文学大賞を受賞した鬼才の飛びきり・書下ろし長篇小説。『封神演義』の世界に挑戦、絶世の美女に魅了されたひとりの男の純愛と冒険。
3人の人工生命は、見たところいずれもうら若い女だった。龍吉公主には劣るものの、艶麗な女人の形をしている。だが、かれらはコンピューター・ウイルスの一種なのだ。時到れば万仙陣の各所に潜伏し、攻め入る敵のプログラムに感染し、これを即座に攪乱する、爆弾型の病原体だ。
マモンのコントロール下にある洞玄部の術によって相手を攻撃するのとは違い、かれらを使うことはネットワークに大きな混乱をもたらすおそれがあるので、教主は今まで使用を控えた。それを使う――元始天尊、見ておれ!――万仙陣より
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書誌情報
紙版
発売日
1999年04月19日
ISBN
9784062095822
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
274ページ