白い心臓

白い心臓

シロイシンゾウ

文芸(単行本)

〈本邦初訳〉
現代スペインの秀作!
新婚旅行のハバナのホテルから始まる、愛と秘密と殺人の物語。
女がささやく言葉の謎!

原作者ハビエル・マリアスはスペイン現代文学の新しい旗手(1951年生まれ)。その名声は、今や、国際的な域に達した。原作はマリアスの7番目の著書で、発売以来(1992年)、国内外で絶賛され、スペインの批評家賞、フランスの文学賞、アイルランドのダブリン国際文学賞などを受賞している。たとえばドイツでは百万部を越える大ベストセラーになり、米国ではフィクションを含めた世界の25の主要作品(1996年度)の1つに選出されている。小説の舞台は主人公夫婦の生活の拠点であるマドリードと、ハバナ、ニューヨーク、ジュネーブ、などである。ハバナのホテルのバルコニーから外を眺めていた主人公は人待ち顔の混血女と視線が合う。女は主人公を待ち合わせた男と思い込み、ホテルに近づく。事件の幕明けである。題名の、“白い心臓”はシェイクスピアの「マクベス」に由来する。――(解説より)


  • 前巻
  • 次巻

書誌情報

紙版

発売日

2001年10月25日

ISBN

9784062095839

判型

四六

価格

定価:2,750円(本体2,500円)

ページ数

420ページ

著者紹介