毒 社会を騒がせた謎に迫る

毒 社会を騒がせた謎に迫る

ドクシャカイヲサワガセタナゾニセマル

常石教授の毒物事件簿
われわれの生活は、毒物の危険に満ちている

企業や行政が毒物事件、あるいは毒入り食品事件に冷淡なのは、社会の関心事が他人事として一過性であることにもよるだろう。社会的関心の低下は、被害の真実すら過ぎ去ったこととして過去へと追いやっていくことになる。

【主な内容】1998年は「毒」の年/表に出ない毒物事件/長野青酸烏龍茶事件の運、不運/ドクター・キリコ事件とネット社会/青酸コーラ事件と被害者の自殺/青酸チョコレート事件と警察の鈍感/帝銀事件は戦後史の謎/和歌山カレー事件とヒ素の関係/森永ヒ素ミルク事件の大きな教訓/忘れられた土呂久鉱山毒物被害者/無差別殺人の系譜/連続通り魔殺人事件と毒入り飲料/名張毒入りワイン事件の39年/所沢ダイオキシン騒動/地下鉄サリン事件/環境ホルモンの出現


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書誌情報

紙版

発売日

1999年11月18日

ISBN

9784062096119

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

294ページ

著者紹介