
アリス
アリスブロードウェイヲミリョウシタテンサイダンサーカワハタフミコモノガタリ
- 著: 乗越 たかお
9歳でデビュー、13歳でブロードウェイを熱狂させ、23歳で引退した伝説のアリス・フミコ・カワハタがいま甦る
黎明期の日本ショウビジネス界に彗星のようにあらわれた昭和モダンの女神
ダンスが、ジャズが輝いていた戦前の大スター。川畑が歌った「あなたとならば」は半世紀後、「上海バンスキング」で吉田日出子が歌いリバイバル・ヒットした。
人気ミュージカル「青空」の主人公初の評伝
1916年ハワイ生まれの日系3世。ロスアンゼルスに移ったのち、その才能が花ひらき、9歳でデビュー。その後、ニューヨークへ進出。「琥珀色のジョセフィン・ベイカー」の異名をとり、13歳でブロードウェイの天才少女と騒がれる。来日してからも、当時東洋一と謳われた日本劇場の柿落としの公演を、わずか17歳でまかされる。タアキイ(水の江瀧子)との遭遇、映画出演、レコードデビュー……。しかし、23歳で突然、結婚と同時に引退。その後、マスコミの前にまったく姿を見せなかった川畑文子の肉声を伝える。
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書誌情報
紙版
発売日
1999年02月24日
ISBN
9784062096195
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
294ページ