世紀転換期の起業家たち

世紀転換期の起業家たち

セイキテンカンキノキギョウカタチヒャクネンキギョウヘノチョウセン

百年企業の夢に挑んだ創意と奮闘
産業革命と第二の開国を迎えた百年前の変革期、新事業に挑み今日の繁栄の礎を築いた豊田佐吉や森永太一郎。その創業の軌跡から起業成功の鉄則と挫折の教訓を学ぶ

それはバブル崩壊後の「失われた10年」が構造転換期であり、日本経済の国際的な枠組みを変えなければならないとされることと対比できるほどの変革期であった。この世紀転換期に発生した経済構造の地殻変動は、さまざまな分野で新しいビジネスのチャンスを生み出した。本書は、そうした変革期に新ビジネスに挑戦した起業家を取り上げ、明治後半期の日本経済を今日的視点で物語る。――(「はじめに」より)

<本書に登場する起業家とその創業物語>
●不屈の発明家・豊田佐吉の挑戦――――――――紡績機械の国産化と発明至上主義
●大蔵省技術者集団の民業進出―――――――――凸版印刷創業とニッチ戦略
●宣伝合戦で日本一を争った民間たばこ業者―――村井吉兵衛と岩谷松平の名勝負
●日本初の西洋菓子製造と販路開拓―――――――森永太一郎と森永製菓の創業
●西洋野菜の栽培と加工を企業化――――――――カゴメ・蟹江一太郎の試行錯誤
●初の日米合弁企業誕生の舞台裏――――――――日本電気・岩垂邦彦の転身
●国境を越えた新薬の発見と企業化―――――――高峰譲吉と三共・塩原又策の共同


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書誌情報

紙版

発売日

2004年04月03日

ISBN

9784062096416

判型

四六

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

ページ数

258ページ

著者紹介