
社長物語
シャチョウモノガタリ
- 著: 薄井 ゆうじ

社長とは、なんと悩み多き存在なのか。会社とは、こんなに人間くさい生きものだったのか。
会社がわかれば人間が見えてくる。すべてのビジネスマンに贈る
●1人でも会社はつくれる●社長は失業保険に入れない●銀行は預けるのではなく借りる場所●妻を電話番にしてはいけない●どんな結論も1分で出すべし●社長のボーナスは会社の利益とみなされる●見習いを雇えば重荷になる●本人が辞めたいと言わない限り社員を辞めさせることはできない●社長には元旦生まれが多い……など具体例満載。
イラストレーター森田康一は、共同事務所「鮮酔館」の発起人であり、いまや中心人物でもある。そこではフリーランスのデザイナーやカメラマンが、昼夜の別なく精力的に仕事をこなしている。
フリーには文字通り自由がある反面、様々な限界もある。クレジットカード1枚作るのも、住宅ローンを組むのもたいへんだし、大きな仕事も取りにくい。何より、病気やスランプで無収入になったらどうするか……。
「鮮酔館」を会社組織にしよう。そう決意したときから、森田の人生は大きく変わっていった。
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書誌情報
紙版
発売日
1999年04月15日
ISBN
9784062096430
判型
四六
価格
定価:1,980円(本体1,800円)
ページ数
318ページ
初出
『小説現代』1999年2月~3月号