父・高田好胤

父・高田好胤

チチタカダコウイン

修学旅行生に絶大な人気を誇った薬師寺の名物管長の白鳳大伽藍の復興にかけたロマンを父と娘の交流の中から、あざやかに描きだす!

薬師寺は、今、創建時の姿をとりもどしつつある。本書は、この白鳳大伽藍の復興に生涯をささげた高田好胤師の人間像をあますところなく紹介する。

著者は1300有余年の歴史を誇る薬師寺で初めて生まれた子。父は法相宗(ほっそうしゅう)管長・薬師寺住職であった故・高田好胤師。修学旅行生をはじめ、寺を訪れる人々にユーモアに満ちた口調で「仏ごころ」を説き、白鳳大伽藍の復興をめざした師も、病のため志なかばで遷化。昭和・平成の宗教ロマンというべきその情熱を心あたたまる父娘(おやこ)の交流の中で著者は伝える。


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書誌情報

紙版

発売日

1999年06月15日

ISBN

9784062096966

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

258ページ

著者紹介