閉ざされた心との対話 心理療法の現場から(上)

閉ざされた心との対話 心理療法の現場から(上)

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不安や悩みのない人などはいない!!
心は傷ついたり病んだりするが、それを癒し治す、すごい力も秘めている。いま家庭で、学校で、職場で起こっている心の問題に取り組んでいる第一線のカウンセラーの感動的な「心のはなし」は、人の「生きる力」の根源を示唆している!!

心理療法の現場ではどんなことが行われているかを一般の人に知っていただきたいと思う。そこで、私が聞き役になって、心理療法家にその経験を話してもらうことにした。(中略)悩みのない人などというのは、この世にめったにいないことだろう。そんな点で、心理療法家を訪ねてきた人が、どのような悩みをもち、それをどのようにして解決していったかを知ることは、読者のみなさんが自分の悩みや生き方を考える上において、何らかのヒントになることもあろうと思われる。――「はじめに」より抜粋


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目次

第1章 大人を越えている子どもの本心
第2章 「いやな自分」イメージが強いとき
第3章 「予期せぬお産」に心を痛めるお母さん
第4章 思春期に心の中で起こること
第5章 「心」と「体」をつなぐもの
第6章 不登校児とその家族が変わるさま
第7章 「自分の生きる場所」に根づいたセラピー
第8章 被災者の心の傷、心のケア
第9章 「ねばならない」病から卒業不安まで、学生の悩み

書誌情報

紙版

発売日

1999年05月18日

ISBN

9784062097109

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

228ページ

著者紹介