
少年リンチ殺人「ムカつくから、やっただけ」
ショウネンリンチサツジンムカツクカラヤッタダケ
- 著: 日垣 隆
集団暴行を受けて息子を殺された両親が、無念さを乗り越えて真相究明に立ち上がった。「少年法」という聖域。加害者の人権ばかりが強調される矛盾した現状を鋭くえぐるノンフィクション!
最愛の子どもを殺されても泣き寝入りするしかないのか?
ろくに顔も知らない8人の子どもたちに殺された宮田稔之君にの葬儀は、日差しが痛いほどほどの真夏日だった。……参列者に、母はこう伝えている。「少年たちは理由にもならない理由で弟を呼び出し、心配して付き添っていった兄の稔之を動けなくなるまで殴り、蹴り、命を奪ったのです。これがリンチ殺人でなくて何でしょう。……息子を返してほしい。返してください。お願い、返して!」──(本文より抜粋)
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目次
序章 父よ母よ息子よ
第1章 隠された現場
第2章 この世の修羅
第3章 逃走と死と
第4章 親である罪
第5章 終わりなき喪
終章 知られざるまま
書誌情報
紙版
発売日
1999年07月06日
ISBN
9784062097925
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
246ページ