
遅すぎた男の反省
オソスギタオトコノハンセイ
- 著: 小川 宏
男がこの歳になると妻や家族に詫びることばかり!?
私の1日は、仕事がない限り、朝の献立からはじまる。私のうつ病が治りかけたころ、今度は女房が同じ病で入院。これを機に、朝食だけは自分でつくるようになった。糖尿病のため、海藻や納豆、おみおつけなど低カロリーのもので極めて粗食である。味噌汁は、赤味噌と白味噌のブレンド。具は3種類。ねぎ類は血糖値を下げるというので積極的に入れる。汁を飲むというより食べるという感じである。昔、早起きしてくれた女房のお返しと、老後を生きる少し遅すぎた男の反省でもある。――「あとがき」より
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目次
第1章 「六病息災」(むびょうそくさい)とはいうものの
第2章 男の身勝手、いつのまにか初老
第3章 にんげん大好き、とっておきの話
第4章 人は見かけによらぬもの
書誌情報
紙版
発売日
1999年09月10日
ISBN
9784062098793
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
214ページ