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てんたまおや知らズどっぺるげんげる
テンタマオヤシラズドッペルゲンゲル
- 著: 笙野 頼子

文壇妖怪随一の才子で美男。本物の芥川を理想化したかのように、頭も顔もスタイルもオリジナルより上。彼が襲うのは小市民タイプで、芥川の夭折した年齢よりも年上の文士である。「どっぺるげんげるを見たら死ぬ」という俗説に付け込んで最初は本人そっくりの姿で夢に現れ、次第に美男から自殺前の芥川へと風貌を変える。……が、実は純文学を守る妖怪でもある。──(本文より)
バーチャル日本に跳梁する言語妖怪との果てなき戦い。
悪夢か天啓か……「ドッペルゲンガー現わる」!?
文壇妖怪随一の才子で美男。本物の芥川を理想化したかのように、頭も顔もスタイルもオリジナルより上。彼が襲うのは小市民タイプで、芥川の夭折した年齢よりも年上の文士である。「どっぺるげんげるを見たら死ぬ」という俗説に付け込んで最初は本人そっくりの姿で夢に現れ、次第に美男から自殺前の芥川へと風貌を変える。……が、実は純文学を守る妖怪でもある。──(本文より)
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書誌情報
紙版
発売日
2000年04月20日
ISBN
9784062100953
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
228ページ
電子版
発売日
2013年09月06日
JDCN
0621009500100011000C
初出
「群像」1998年7月号、1999年1月号、1999年7月号、2000年1月号掲載。