
儲けることにきれい汚いはない
モウケルコトニキレイキタナイハナイニホントチュウゴクハセカイノキョリュウニナレルカ
- 著: 孔 健
お金儲けはよいことである!!
中国経済のエネルギーは「片手にソロバン、片手に論語」にある。「ビジネスと孔子」、この絶妙なバランス感覚にこそ日本と中国が21世紀を生き抜く知恵がある!!
今、中国では孔子の教えが再び注目されるようになっている。“儒商(ローシャン)”という言葉がはやっている。“儒商”とは、儒教の精神を持った商人という意味である。お金儲けも巧みだが、それにとどまらず、社会的貢献についても考える賢い商人である。1988年、ノーベル賞受賞者がパリに集まり大会が開かれた。ここで発表された共同宣言が、私の手元にある。「人類が、来るべき21世紀に向かって生き残りの努力を行おうとするならば、2500年の昔にさかのぼり、中国の孔子の知恵に学ばなければならない。……」ノーベル賞受賞者という、まさに人類最高の英知の持ち主たちは、来るべき新世紀に向け、孔子の思想を大きく評価したのである。本書では、日本と中国が21世紀に、どうダイナミックに変わっていくかを、孔子の観点から考えてみた。──「まえがき」より抜粋
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目次
第1章 マルクス・レーニンより孔子の心
第2章 片手に論語、片手にソロバン
第3章 争わずに解決できれば、それが一番
第4章 なまぐさい孔子だからいいのだ
第5章 四十歳にして大いに迷う
第6章 浅薄(せんぱく)なアメリカ流「世界標準」にだまされるな
第7章 中国と日本は世界の二つの巨龍
書誌情報
紙版
発売日
2000年03月27日
ISBN
9784062101325
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
232ページ
著者紹介
著: 孔 健(コウ ケン)