
ビジュアル版 史記物語
ビジュアルバンシキモノガタリ
- 著: 渡辺 精一
こんな読み方もあった
史記の面白さを100話に凝縮
本書では、従来あまり注目されることがなかった側面に光をあて、『史記』の全体像を整理しようと試みた。従来、『史記』は司馬遷が冷静にとらえた歴史の真実よりも、躍動する筆さばきによって活写された英雄の悲劇に目がいき、英雄の悲劇を読めば、ただちに司馬遷が宮刑に処せられた悲痛と重ねあわせる、こういう読み方ばかりが主流であった。だから、『史記』にちゃんと書かれていることも、読む者の視野から欠落してしまう傾向にあった。だが、読めば書いてあるのである。本書は、その書いてあることを採りあげているにすぎない。――「はじめに」より
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書誌情報
紙版
発売日
2001年11月12日
ISBN
9784062101585
判型
A5
価格
定価:3,080円(本体2,800円)
ページ数
360ページ