
幸せの絆を求める女たち
シアワセノキズナヲモトメルオンナタチシンリョウナイカノシンサツシツカラ
- 著: 大林 正博
あなたの心の中にも、「彼女たち」はきっと住んでいる。
ほかの人にとってはなんでもないことが、ある人にとっては大きな心のほころびになる。家族も友だちも輝いて見えるとき、自分の存在が小さく感じる。そんなちょっとしたきっかけで生き方が変わってしまった11人の女性たち。
私は、彼女は「いい子ちゃん対応」(過剰適応)をする人だったんだ、とこのとき改めて気づいた。過食症の患者さんは「いい子ちゃん対応」、つまり相手の心を読んでから、それに応じて自分の対応を決めるという特徴を持つ人が多い。自分なりの気持ちや意見があっても言葉にしないで我慢して、それを自分のなかに飲み込んでしまうため、ストレスがたまり、過食に走る。過食はたまったストレスを解消する手段というわけだ。──本文より
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目次
第1章 「人にどう思われるか、をいつも気にしている」
第2章 「私の居場所がどこにもない感じ」
第3章 「私なんてどうでもいいと思っているでしょう」
第4章 「自分を否定する気持ちがいつも消えない」
第5章 「私さえ我慢すればこのまま生きていける」
第6章 「わがままがいえる人がうらやましい」
第7章 「なにをやっても母から認めてもらえなかった」
第8章 「男の人と親しくなるのが怖い」
第9章 「他人に甘えて期待する。でも誰もたよりにならない」
第10章 「人の心の裏を読むくせがついている」
第11章 「私のことわかってない。誰も助けてくれない」
書誌情報
紙版
発売日
2000年04月19日
ISBN
9784062101790
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
256ページ