飾り花

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カザリバナ

文芸(単行本)

鮎川哲也賞短篇部門受賞作家が書下ろす渾身の長編ミステリー

事件は、徳川埋蔵金論争から始まった!
「埋蔵金の謎」のうらには、血塗られた怨みと欲望が深く静かに隠され、死の気配が漂っていた。

「徳川埋蔵金の謎」で論争の渦中にいる郷土史家・戌塚洋次郎が死んだ!姪の夏美から報せを聞いて、カメラマン・伍代冬后は、アルバイトで取材につき合った時の、ある光景を思い出した。あの日、中座から戻った戌塚の手には白い封筒があり、中には半紙が1枚、綺麗な筆で〈怨〉の1文字が書かれていた。戌塚の死は事故か、他殺か?


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書誌情報

紙版

発売日

2001年02月26日

ISBN

9784062102490

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

258ページ

著者紹介