狼の果実

狼の果実

オオカミノカジツ

文芸(単行本)

日本の農業を蘇生させる大プロジェクト。命運を握る3000トンのトマトが全滅の危機に。
農業ベンチャーの社長が死んだ。旧友の遺志を私は継げるのか。現役経済記者渾身の書下ろし長編サスペンス!

北海道・帯広の近郊に、世界最大級のガラスハウスが建設されている。内部環境をコンピューターでコントロールし、トマトを生産するという。農業にITを融合させることで、衰退する日本農業を蘇生させ、ビジネスマンの新しい生活を提案する、野心的なプロジェクトだ。フリーライターの草薙健介は、設立記者会見に招かれる。プロジェクトの社長として健介を出迎えたのは、学生時代の親友・高見だった。


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書誌情報

紙版

発売日

2000年08月21日

ISBN

9784062102889

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

304ページ

著者紹介