
やみとり屋
ヤミトリヤ
- 著: 多田 容子

異色の書下ろし長編時代小説
刀抜かずに息抜こう心の闇が取れる店
やみとり屋は、無礼講で禁句なし。生類憐れみの令をものともせず、血を流さずに世直しを企てる無頼の徒が群れ集う。
「生類憐れみの令」下の江戸・向島の外れ、森に埋もれた隠れ宿「やみとり屋」では、万七郎と春之介が、鳥を焼いて、浪人や無頼の徒に食べさせている。露見したら死罪も覚悟の危険を冒す彼らは、「剣の力に対して言葉を武器に」を標榜し、御蔭参りに共鳴して公儀に刃向かった。
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書誌情報
紙版
発売日
2001年01月26日
ISBN
9784062103671
判型
四六
価格
定価:1,870円(本体1,700円)
ページ数
288ページ