
武蔵
ムサシ
- 著: 縄田 一男

類書を圧する【宮本武蔵】の面白さ。作家と武蔵の対決!
武蔵を知ろうとした作家たち。
圧倒的な吉川英治をはじめ、村上元三・山本周五郎・小山勝清・五味康祐・司馬遼太郎・柴田錬三郎・光瀬龍・早乙女貢・澤田ふじ子・藤沢周平・津本陽・笹沢左保・佐江衆一・峰隆一郎そして『バガボンド』の鮮烈な出現。
近代文学の中で、宮本武蔵がはじめて登場したのは、恐らく森鴎外の『阿部一族』(大正2年)であろう。結末に近いところ、阿部一族の討手に加えられた大兵の臆病者、畑十太夫を武蔵が見て声をかける場面のほんの数行である。鴎外は、何故、ここに武蔵を登場させたのか?――(「まえがき」より)
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書誌情報
紙版
発売日
2002年09月27日
ISBN
9784062105880
判型
四六
価格
定価:2,530円(本体2,300円)
ページ数
400ページ