
現代映画への旅
ゲンダイエイガヘノタビ
- 著: 山根 貞男

映画時評1994-2000
誕生から百年を越えて激変する日本の、そして世界の映画の、現代への旅。
本書は月刊文芸誌「群像」1994年1月号~2000年12月号に連載した映画時評が収録されている。(中略)その間、映画生誕百年を迎えたことが感慨深い。百年に過剰な意味を持たせるつもりはないが、大きな区切り目であることは間違いない。19世紀末に生まれた映画は、百年の歩みのなか、途方もなく様変わりしてきた。むろん不変の部分もあって、それこそが映画表現の根底をなすと思われるが、そのことの捉え方はめざましく変容してきたし、いまなお変容しつつある。本書では、ご覧のように日本映画と外国映画を区別することなく、ごっちゃに取り上げている。もともとわたしは日本映画について書くことから出発し、そこに固執してきたが、あるときからそんな自己限定に不満も感じるようになり、少なくとも連載では“横断”ということを一番の課題とした。――あとがきより
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書誌情報
紙版
発売日
2001年07月23日
ISBN
9784062105897
判型
四六
価格
定価:2,530円(本体2,300円)
ページ数
376ページ
初出
「群像」1994年1月号~2000年12月号(1996年10月号は休載)