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天地のはざま
テンチノハザマ
『月神の統べる森で』(野間児童文芸賞受賞)『地の掟月のまなざし』に続くシリーズ、第3弾
神と人間とが織りなす愛と闘争。ファンタジー連作、佳境へ!
悠久の昔。国土は月神の統べる深い森におおわれ、ムラびとたちは自然の恵みに感謝してくらしていた。あるとき、海の向こうから日の神を奉じる民がやってきてクニをたて、数千年の平和が破られた。戦乱の予兆のなか、いにしえの予言どおりふたりの少年が、それぞれの宿命の道を歩み始める。「星の子」であるしるしの翡翠色(ひすいいろ)の目をしたポイシュマと、高貴な血を引きながらクニを逐われたワカヒコ。敵味方をこえ友情を結んだふたりだったが、交易の旅に出かけた塩のムラで、アヤのクニで、また絶体絶命の危機におちて――。
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書誌情報
紙版
発売日
2001年03月27日
ISBN
9784062106733
判型
四六
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
344ページ