100万人を破滅させた大銀行の犯罪

100万人を破滅させた大銀行の犯罪

ヒャクマンニンヲハメツサセタダイギンコウノハンザイ

これは真実だ!
恐るべき銀行の悪行の数々とそれを許した大蔵省・裁判所。
これはもはや国家の犯罪、第二の薬害エイズ事件ではないか――!
女弁護士、怒りの告発!!

26億円の追加融資も、株取引と金利の支払いですべて失った野中さんは、90年のある日、東京銀行池袋支店から呼ばれた。いつものように1人で東京銀行に出向いて支店長らと面会した野中さんは、「借金を返せ」と迫られる。しかし、株取引に融資し、「絶対損を取り返させてやる」と言ったのは東京銀行ではないか。そもそも、東京銀行はこんな危険な融資は断るべきだったのではないか。野中さんが聞くと、副支店長は平然と言い放った。「株取引はヒロポンみたいなものだよ」。東京銀行は、株取引をヒロポンみたいなものだと知って、野中さんに勧めたというのだろうか。――本文より


  • 前巻
  • 次巻

目次

第1章 罪なき金融被害者の「無間地獄」
第2章 リスクを顧客に押し付け「貸し逃げ」した銀行
第3章 バンクビジネスとしての保険販売
第4章 裁判所は、なぜ被害者を救済しないのか
第5章 大銀行の罪と罰
第6章 国民に背を向ける金融行政

書誌情報

紙版

発売日

2001年09月27日

ISBN

9784062106955

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

344ページ

著者紹介