テレビ大捜査線

テレビ大捜査線

テレビダイソウサセン

大ヒットを生む発想法!
あの傑作の舞台裏で、全く別のドラマが起きていた。

「欽ちゃんのどこまでやるの!」という番組を書いたときのこと。サラリーマンの主人公と奥さんが茶の間で事件を巻き起こすコメディ番組だ。トップシーンは当然、「ただいま!」と会社から帰ってくる主人公。萩本欽一は、わたしが力をこめて書いた台本の1行目、「ただいま」というセリフを見ただけで、あとは読まずにごみ箱に捨てた。
「おまえは何も考えていない。世の中のサラリーマンはそりゃあ毎日、ただいまと帰ってくる。ただ、1年に1回くらいは、「大変だ、部長になったよ!」とか「ただいま」の前に口から出てしまうほどの事件があるだろう。その日を見せるんだ。それがドラマだ。コントだって、いいドラマだと思って書け。これはボツ!」


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書誌情報

紙版

発売日

2001年07月16日

ISBN

9784062107631

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

224ページ

著者紹介