芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす

芸妓峰子の花いくさ―ほんまの恋はいっぺんどす

ゲイコミネコノハナイクサホンマノコイハイッペンドス

美・芸・艶(えん)!!祇園一の売れっ子舞妓の女の修羅場と華麗なお座敷!!
そして、勝新太郎との運命の恋!!
5歳で祇園の置屋に入り15歳で舞妓に。厳しい修練と、とびきりの人々との刺激的な出会いの日々。連続6年間、売り上げナンバーワンの伝説的芸妓の衝撃的な手記!!

「おれは3年間、1日も欠かさず峰子に会いにいった。だから、今日は返事を聞かせてほしい」私も覚悟はしていました。利夫(勝新太郎)さんは既婚者で、子どもさんもいます。その方面に経験豊かな人なら、そういうことをいろいろと考えるのでしょうが、私は自分の頭で考えることをすべてやめ、そのときの利夫さんに対する気持ちを率直に打ち明けました。「自分でもよくわかりませんが、たぶん私も利夫さんのことが好きかもしれません」そして、今後のことを利夫さんと一緒にお茶屋の女将さんに相談しました。――本文205ページより抜粋


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書誌情報

紙版

発売日

2001年07月18日

ISBN

9784062108317

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

256ページ

著者紹介