アジア「年金老人」買春ツアー―国境なき「性市場」

アジア「年金老人」買春ツアー―国境なき「性市場」

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日本人、ジープン帰り、ヤクザ!!
麻薬、エイズ、人身売買!!
子供も知っている売春株、教師や僧侶も売春斡旋、幼児期に値が付く少女、日本からの年金買春ツアー、エイズで滅びる村。
タイ在住20年の著者の長年の体当たり取材による驚くべき証言と多数の写真!!「欲望の市場」の闇の実態を明らかにする!!

1980年代から1990年代前半まで、日本人男性は大挙してタイへ押しかけた。目的は1つ、「買春」である。その後、エイズ騒動によってタイを訪れる日本人客が激減した時期もあったが、現在も日本人男性の買春欲は旺盛である。懲りもせず、「年金旅行」などと称して、老人グループが買春にやってくる。売買春も麻薬もエイズも、鎮まるどころかより深刻な状況になっていることをほとんどの日本人が知らないということか。
近年、「北は危険だけど、南なら安全」と思い込んで買春目的でタイにやってくる日本人男性が少なくない。エイズそのものよりも、現実を知らない彼らの存在のほうが私には恐ろしい。――「まえがき」より抜粋


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目次

第1章 暴力団から年金老人まで
第2章 村をあげての売春ビジネス
第3章 国境なき売春ロード
第4章 少女たちが通る道
第5章 エイズが町を殺す
第6章 ジープンを真似た村
第7章 タイの悲劇と麻薬地帯
第8章 売春とヘロインと山岳民族
第9章 懲りない日本人の深刻度

書誌情報

紙版

発売日

2001年09月26日

ISBN

9784062109215

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

264ページ

著者紹介