真説 猿飛佐助

真説 猿飛佐助

シンセツサルトビサスケ

文芸(単行本)

幸村果てしあと、家康の首級はおれが奪(と)る

豊臣方に乞われ、佐助は大坂ノ陣に参戦した。精気漲(みなぎ)る宮本武蔵との戦場での邂逅、天守閣を舞台に繰り広げられた服部半蔵との死闘。武士の戦に加わった、忍びの者の葛藤を描く渾身の書下ろし長編小説。

武将たる者にとって、自己表現の手段は合戦しかないのかもしれぬ。それにしても、武士の本懐とはなんと傍迷惑かつ手前勝手なものであろうか。
佐助は思わずにはいられないのである。――(本文より)


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書誌情報

紙版

発売日

2002年02月20日

ISBN

9784062109475

判型

四六

価格

定価:2,145円(本体1,950円)

ページ数

320ページ

著者紹介