ププタン

ププタン

ププタン

文芸(単行本)

吉川英治文学賞作家が新境地のアジア奇譚。
バリ島、上海、シャム、トルコ、満州、エチオピア、チベットと明治から戦前まで個人で旅した冒険心あふれる日本人の姿と迎えた秘境、魔都の心躍る文化交流物語。

バリ島蘇州シャムトルコ……
機関銃など新式兵器で欧米が侵略したアジアに、あの時代の日本人はどう関わっていたのか?
意気込んで海外へ出るものの、強引な西洋と奥深いアジアの文化差異に翻弄される日本人の様は百年前から変わらない――


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書誌情報

紙版

発売日

2001年12月05日

ISBN

9784062109888

判型

四六

価格

定価:2,090円(本体1,900円)

ページ数

264ページ

初出

「ププタン」-「季刊歴史ピープル」’98年陽春号 「九原の涙」-「季刊歴史ピープル」’95年陽春号 「林中暗夜行」-「小説現代」’00年2月号 「鹿革の下着」-「小説現代」’97年9月号 「妖家の守り札」-’01年5月号 「我、聖櫃を見たり」-「小説現代」’01年7月号 「水の中の犬」-「小説現代」’01年9月号、11月号

著者紹介