十三の黒い椅子

十三の黒い椅子

ジュウサンノクロイイス

文芸(単行本)

極上の悪夢のための指定席
ホラーミステリー・アンソロジーから魔像(ファンタスマゴリア)が浮かび上がる!
技巧の限りを尽くした鬼才の真骨頂。

アンソロジーに仕掛けられた悪夢に満ちた罠
書き下ろしアンソロジーの筆者が、ひとり、またひとり死んでいく。ネット上の掲示板や日記に綴られる不穏な思いが、身も凍らせる陰謀に昇華する。異形の傑作誕生。

1 「椅子と駱駝の物語」
2 「悦楽の椅子」
3 「密室と嘘のロンド」
4 「目を瞠(みは)れ、鎖はその椅子に」
5 「イスタンブールの椅子」
6 「古池」
7 「密室長い椅子の話」
8 「座椅子の中の小人」
9 「チェアー、あるいは永遠の不在」
10 「椅子には顔」
11 「椅子の麗人」
12 「椅子の中の匣(はこ)」
13 13番目はあなたのために空けてある。――


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書誌情報

紙版

発売日

2001年11月30日

ISBN

9784062110044

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

336ページ

初出

「メフィスト」2000年5月号~2001年9月号

著者紹介