焼き鳥「門扇」、一代限り

焼き鳥「門扇」、一代限り

ヤキトリモンセンイチダイカギリ

焼き鳥を芸術にした男が語る、料理とは何か?料理人とは何か?

「門扇」で次々に出されるやきとりを口に運びながら、いままで食べてきたやきとりは、あれはいったい何だったのだろうか、という想いが脳裏を駆けめぐった。――山本益博〈序文〉より

私は、焼き鳥屋が庶民の気軽な憩いの場であることを否定するものではない。それはそれとして、果たすべき役割は大きい。しかし、焼き鳥を立派な「料理」に仕立て上げることも可能だと考えていたし、そうしたかった。焼き鳥のコースで、フランス料理のフルコースを食べたのと同様の満足感を味わっていただきたかった。――(本文より)


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目次

門扇――1日13人だけの店
焼き鳥――その単純さに秘められたもの
仕込み――料理人が料理人たるとき
休業日――すなわち「休日」ではない
修業――創意工夫のみなもと
一人――カウンター内の舞い

書誌情報

紙版

発売日

2002年01月30日

ISBN

9784062110648

判型

四六

価格

定価:1,760円(本体1,600円)

ページ数

240ページ

著者紹介