流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである

流血の魔術 最強の演技―すべてのプロレスはショーである

リュウケツノマジュツサイキョウノエンギスベテノプロレスハショーデアル

日本にプロレスが誕生して以来の最大にして最後のタブーを初公開!!

「プロレスは完成されたエンターテインメントなのだ!!」
新日本プロレスのレフェリーとして、アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾、長州力らの試合をもっとも数多く裁いてきた男が、プロレスを愛するがゆえに、ついに「魔術と演技」の真実を明らかにする!!

プロレスは、スポーツとして見るから八百長と言われるのであって、これを最初からショーだととらえれば八百長ではない。八百長をやっている怪しげな集団なのか、完成されたエンターテインメントを披露しているプロフェッショナルなのか。そこが曖昧なために、市民権を得られないのが日本のプロレスではないだろうか。私は今、日本のプロレス界は大きな曲がり角にきていると思う。このまま格闘技を装って嘘を貫き通すか、それとも勇気を出して、新しいプロレス時代を切り開いていくか。私はぜひとも後者を選択してほしい。そもそも嘘を貫くこと自体、もう無理なところまできていると思う。――「まえがき」より抜粋


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書誌情報

紙版

発売日

2001年12月03日

ISBN

9784062110754

判型

四六

価格

定価:1,650円(本体1,500円)

ページ数

224ページ

著者紹介