
自衛隊指揮官
ジエイタイシキカン
- 著: 瀧野 隆浩
不審船、テロ……日本の危機に指導官たちは、どう行動したか!?
防衛大卒後、新聞記者として防衛庁担当だった著者が、日本の安全が脅かされた4つの事件の真相を現場指揮官に直接取材。
指揮官の苦悩と決断を生々しく再現し、国家の安全とは何かを問う!!
自衛隊は、幸運なことに訓練しかしたことにない軍隊である。では、創設後まもなく50年になる自衛隊が、本格出動すべき、言葉をかえれば隊員の命がかかった危機がなかったか、と言えばそうではない。国民が知っているかどうかは別にして、危機は確実に存在した。そのことを、私は1998年秋から1年間、防衛記者会に所属し、多くの人に取材してはじめて知った。(中略)
私は、訓練しかしたことのない指揮官が重大な危機に遭遇した時、どうしたかを知りたかった。――「はじめに」より
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目次
第1章 毒ガス防護――地下鉄サリン事件
第2章 海のスクランブル――不審船事件
第3章 亡命機飛来――ミグ25事件
第4章 領空侵犯を許すな――12・9警告射撃事件
第5章 海外派遣の重さ――同時多発テロ
書誌情報
紙版
発売日
2002年01月30日
ISBN
9784062111188
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
224ページ