妖人白山伯

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妖人白山伯

ヨウジンモンブランハク

文芸(単行本)

大歴史ロマン、幕末怪人伝!!
歴史小説、ミステリー、エロティシズムの融合。

幕末から明治にかけて、日本とフランスを手玉にとった実在の大山師、白山(モンブラン)伯。仏文学の気鋭がその怪人ぶりを活写。知的興奮尽きない歴史長編小説。

モンブラン(Montblanc Comte des Cantos de 1832~93)
フランス、ベルギー両国籍をもつ貴族。漢名、白山伯。江戸時代後期の文久1(1861)年来日し、慶応1(65)年薩摩藩密航留学生の一行とブリュッセルで会見、五代友厚らと交友関係を結び、パリで薩摩藩とベルギーとの間に、薩摩領内の資源相互開発協定を結んで商社を設立し、同3年パリ万国博では幕府に対抗する薩摩藩代表岩下方平らの顧問となって活躍した。同年来薩したが、渡英中の薩摩留学生らの意見で共同開発事業は進捗しなかった。明治新政府成立後、備前藩発砲事件の処理に関与、のち帰国して日本外交団の世話役をつとめた。――(『ブリタニカ国際大百科事典』より)


書誌情報

紙版

発売日

2002年06月18日

ISBN

9784062111430

判型

四六

価格

定価:2,200円(本体2,000円)

ページ数

342ページ

初出

備考参照

著者紹介

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