この晩年という時

この晩年という時

コノバンネントイウトキ

文芸(単行本)

書き残しておきたい自伝的事実、著者晩年の想い
祈りと回想のエッセイ集

自らの生い立ちと日々の随想、埴谷雄高氏ら芸術家への追悼、ジュリアン・グリーンを巡る考察、キリスト教信仰者の霊性について等、著者ならではのエッセイ53篇。

「この晩年という時、これまで決して言語化しなかったいくつかの自伝的事実を、きちんと書いておこうという気になり、この本に収めたエッセイのうちのいくつかが、それに当たる。――略――私は誰か?私自身でさえ答えられぬというのに、他人たちが私の死後に勝手な思い込みで私という者を書かぬようにとの、心からなる願いを言っておこう。いったい私は誰なのか?これほど自分をよく知っている私が、そう言い、そう思うのだ」――「あとがき」より


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書誌情報

紙版

発売日

2002年03月28日

ISBN

9784062111454

判型

四六

価格

定価:1,980円(本体1,800円)

ページ数

256ページ

著者紹介