全アジアを喰らう

全アジアを喰らう

ゼンアジアヲクラウ

ヒマラヤにも納豆がある!
「食の道=フーズ・ロード」を巡る驚きと発見の旅

アフガニスタンから中国まで、“食”が日本とアジアを築いていた

旅していると、食物が、しみじみとうまい、と思う、
料理というより食い物がうまい。
イモは芋の味がする、マメは豆の味がする、
タマネギは玉葱の味がする、トマトは蕃茄(トマト)の味がする。
記憶の底にある野菜ほんらいの色、香り、味わいがする。
肉も同様。大地を翔びはね、ミミズや地虫をつついて身を肥らせたニワトリには、純で濃厚な滋味。
舌にはうま味の快感がたゆたうばかり。(第6章より)


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書誌情報

紙版

発売日

2002年02月27日

ISBN

9784062111744

判型

四六

価格

定価:1,870円(本体1,700円)

ページ数

328ページ

初出

備考参照

著者紹介

著・装画・その他: 伊藤 武(イトウ タケシ)