日本人の生命を守った男―GHQサムス准将の闘い

日本人の生命を守った男―GHQサムス准将の闘い

ニホンジンノセイメイヲマモッタオトコジーエイチキューサムスジュンショウノタタカイ

初めて明らかにされる史実!!
マッカーサー司令官の腹心として敗戦国日本を飢えと病気から守り憲法第25条を書いた男のロマン!!

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に務めなければならない。――(日本国憲法第3章第25条)

この日本国憲法第3章第25条は、はじめにGHQ民政局行政部がとりかかり、前半を日本社会党がつけ加えたとされている。だが主眼である後半の、
「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に務めなければならない」
という条文をマッカーサーの名のもとに自分が書いたとは、晩年になるまでサムスが明かさなかったことである。――(本文145ページより抜粋)


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目次

第1章 日本占領、GHQ検閲官の登場
第2章 オリエンタル・マインドとのたたかい
第3章 学校給食で子どもたちを守れ!
第4章 「はやりやまい」をおさえろ!
第5章 「新らしい保健所」の出発
第6章 アメリカ医学は世界一
第7章 原爆傷(症)報告の波紋
第8章 「原子爆弾災害調査報告書」の裏に
第9章 医薬分業への迷路
第10章 老兵は消えゆくのみ

書誌情報

紙版

発売日

2002年03月25日

ISBN

9784062112192

判型

四六

価格

定価:2,420円(本体2,200円)

ページ数

368ページ

著者紹介