
いわさきちひろ若き日の日記「草穂」
イワサキチヒロワカキヒノニッキクサホ
画家・いわさきちひろの原点がここに……
秘蔵の日記を実物大で初めて全文公開!
ちひろの死後3年目に、敗戦の翌日から書きはじめられた日記「草穂」が、疎開先・長野県松本市の母の実家跡で発見された。「国破れて山河有り」と記された野山のスケッチにはじまるこの日記には、妹や従妹のスケッチ、強いタッチで描かれた自画像、宮沢賢治そっくりの文体で書かれた詩、武者小路実篤の『幸福者』からの抜き書きとともに、突然訪れた敗戦への思いや、東京へのあこがれなど、これからをどう生きるか思い悩む26歳のちひろが赤裸々につづられている。
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書誌情報
紙版
発売日
2002年09月06日
ISBN
9784062112765
判型
B20取
価格
定価:1,760円(本体1,600円)
ページ数
160ページ