
野の花診療所まえ
ノノハナシンリョウジョマエ
- 著: 徳永 進
「こんな医者がそばにいてくれたら、笑いながら死ねるだろう」――谷川俊太郎
野に咲く花のように自分らしく生き、自分らしく死ねる。
そんな願いを実現したくて、診療所をひらくまでの日々。
胸の奥があったかくなって、きっと心が楽になる!
どんな食堂ができ、どんな料理つくってくれるんかなあ、
どんな看護婦さんがやってきてくれて、どんなケアをしてくれるんだろう、
瞑想室の光はどこから射し込むんかいなあ、
図書室にはどんな本が並び、夜中でも本読んでいる人がいるんかなあ、
職員の給料、ちゃんと払えるんかいなあ~、
それより何より、日常の診療の腕上げんといけんぞう。
……「野の花診療所のこと」より抜粋
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目次
今日も人に出会う
つい聞いてみたくなって
好きなおばあちゃんたち
死に一礼
言葉ってすごい
ぼくの臨床スナップ
日々のこと
書誌情報
紙版
発売日
2002年05月15日
ISBN
9784062113076
判型
四六
価格
定価:1,650円(本体1,500円)
ページ数
256ページ